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森本洋孝 矯正歯科医


精密検査の検査内容は大きく分けて、写真撮影、レントゲン撮影、口腔内スキャンと3つに分けることができます。今回は写真撮影についてご説明させていただきます。

【目次】
一眼レフカメラについて
iPadを用いた顔面写真の撮影とインビザラインフォトアップローダーについて
「In-Face」機能について
最後に


一眼レフカメラについて


当院の写真撮影は、1眼レフカメラを用いて口腔内及び顔面写真を撮影しております。


これらの写真は、倍率や撮影方向などに規格を設けて撮影しております。写真撮影は、インビザライン矯正治療前、治療中、治療後と頻繁に撮影を行います。

規格性を持ち、決まった位置で撮影することで、歯の変化や歯肉の変化を見やすくなります。また患者様にご提示する際も、綺麗に揃った写真をお見せすることが可能となります。

iPadを用いた顔面写真の撮影とインビザラインフォトアップローダーについて

また、1眼レフ以外にもiPadを用いて撮影することがあります。


その際、「インビザラインフォトアップローダー」を使用して撮影を行なっております。


このアプリはインビザライン・ジャパンが作製した公式アプリで、インビザライン矯正治療で必要な写真をアプリを通じて撮影を行い、シームレスに患者様のページに写真を送ることができる優れものです。

「In-Face」機能について

このアプリの特徴的な機能に、私たちがインビザライン矯正の治療計画を作製する際に非常に役に立つ、「In-Face」機能のための笑顔写真の撮影があります。


(画像はインビザライン・ジャパン公式のものになります。)
「In-Face」機能とは、左右の女性は同じ方なのですが、口元が変化しています。

これは、クリンチェック作製時に、撮影した笑顔写真に術前術後の歯並びを当てはめて、自然な美しい歯並びを獲得するためにどの位置に歯を排列する事が必要かを目視で確認することができる機能です。

実際使用すると、治療ゴールの設定に非常に役に立ちます。並べる、噛む、という口単体だけで考えるのではなく(もちろんそれも非常に大切なのですが)、お顔全体との調和を目指すことで自然で美しいインビザライン矯正治療の仕上がりを目指すことができます。

また、患者様にも診断時に治療ゴールのイメージを見ていただくことができますので、お気軽にお申し付けください。

最後に

2次元の分析データ3次元の分析データから治療計画と治療ゴールをクリンチェックで設定していくのですが、写真撮影も非常に重要な検査の一つです。患者様には、頬を引っ張っていただいたり、お口を大きく開けたまま保持していただいたり、ご協力をお願いすることがありますが、必要な検査ですので、ご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。