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森本洋孝 矯正歯科医


2021年4月1日より、心斎橋MA矯正歯科は移転を行い、新医院にて診療を開始しております。
道順につきましては、詳しくはこちらをご覧ください。

矯正治療の進行具合を遠隔で確認できる、デンタルモニタリングという装置を導入いたしました。この装置によって遠方にお住まいの方、子育て中の方、留学や海外出張で遠方に行かれる方でもインビザライン矯正治療を継続して行うことが可能となりました。

【目次】
デンタルモニタリングとは
デンタルモニタリングをどのように使用するのか
デンタルモニタリングのメリット・デメリットは
最後に

デンタルモニタリングとは

デンタルモニタリングとは、患者様のスマートフォンのカメラで撮影した画像を解析してインビザラインのアライナーと歯牙のフィット状況をAIを通じて解析する装置です。
専用のアプリとScanBox proという専用のアシスト機器を使って撮影を行います。
今までのモデルのScan Boxより軽量化、簡素化されて非常に扱いやすくなりました。


デンタルモニタリングはScanBox Proを使用して撮影を行います。


デンタルモニタリングをどのように使用するのか

患者様のアライナー交換頻度に合わせてアプリから撮影日に通知が届きます。(交換のリマインドにもなりますね)
スマートフォンでアプリを起動して手順通りに撮影を行なっていきます。
デンタルモニタリングはフランスに本社がある会社ですが、日本語音声でアナウンスいたしますのでご安心ください。


アプリのアナウンスに沿って撮影を行います。

ちなみに、デンタルモニタリングは2019年にですが、4500万ユーロ(6,290,297,550.00円 62億!)の資金調達が行われたようです。流石海外は桁が違いますね・・・

デンタルモニタリングのメリット・デメリットは

メリット

インビザライン矯正治療は約2ヶ月ごとのご来院をしていただいており、その間アライナーの交換は患者様ご自身でお願いしております。
1週間交換でアライナー交換を進めるケースですと、8枚ごとに口腔内をチェックすることになりますが、デンタルモニタリングを使用していただいている患者様は、当院専用にプログラムを組んだAIと、当院の歯科医師のダブルチェックを1枚ごと行うことが可能となります。またスキャンの時間もご都合の良い時間で行うことができます。
アライナー1枚ごとにスキャンをしていただくので、歯の動きの経過を追うことができます。お手持ちのスマートフォンで術前術後の写真を簡単に見返すことができるので、モチベーションキープに非常に向いているかと思います。
ちなみに私のデンタルモニタリングを使用して一番遠方にいらっしゃる方は、フィンランドです。
(7580キロ離れています。)

デメリット

撮影は3分程度で済むのですが、アライナーの装着時間を守っていただくこともお願いする中、定期的な口腔内撮影が面倒に感じられるかもしれません。

最後に

インビザラインはデジタル矯正のパイオニアで、デンタルモニタリングはデジタルで診療をサポートしてくれるツールです。
デジタル×デジタルで矯正治療をさらに正確に、可視化して行うことができます。また画像を用いての説明も容易ですので、よりコミュニケーションが密にとることが可能です。
デジタルツールの可能性、有効性を体験してみませんか?

当院は初診相談を無料でおこなっております。またzoomでも初診相談をおこなっております。
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