Q&A

よくあるご質問

矯正治療で使用される光加速矯正装置は、近赤外線のエネルギーを照射することで骨再生を促し、治療期間を短くする効果があります。エムアンドアソシエイツ矯正歯科では、患者様のうち光加速矯正装置を使用されているのは全体の1割程度です。

今回は、マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(製品名インビザライン 完成物薬機法対象外)で光加速矯正装置を併用するメリット・デメリットと、治療期間を短くする方法についてご紹介します。

光加速矯正装置のメリットとデメリット

冒頭で、当グループの患者様のうち、光加速矯正装置を使用されているのは全体の1割以下であるとお伝えしました。その理由としては以下のようなものが挙げられます。

光加速矯正装置のメリットは、もちろん治療を早く進められることです。これは治療が問題なく進んでいるときには良いのですが、もしも治療中にズレが生じてしまったときにも早いスピードで進んでしまいます。

こうしたトラブルを見逃さないためにも、光加速矯正装置を使用する際には通常よりも通院頻度が多くなります。短いスパンで来院していただき、経過を観察していく必要があるためです。

もしもズレが生じてしまうと軌道修正をする必要があり、マウスピースの作り直しにも1ヶ月程度かかることになります。結果として、予定よりも通院回数も治療期間もかかってしまうという可能性も考えられます。

また、光加速矯正装置自体が故障することもあります。そうした場合には、ご使用いただけない期間も発生してしまいます。

こうしたことから、光加速矯正装置はメリットの反面、治療の途中で思わぬトラブルが起きる可能性があり治療のコントロールが難しくなってしまうといったデメリットが考えられます。

光加速矯正装置を使用せず、治療を短期間で進める方法とは?

エムアンドアソシエイツ矯正歯科では、抜歯を伴う(移動量の多い)ケースにおいても、治療計画の設計を工夫することでマウスピースの枚数を少なく(=治療期間を短く)しています。

マウスピースの総数を少なく設計する代わりに、ズレが生まれないようにマウスピースは10日で交換していただくようお願いしています。そのため、光加速矯正装置を使用される患者様の場合でも短期間でマウスピースを交換することは推奨しておりません。

「急がば回れ」ではありませんが、1枚1枚のマウスピースをじっくり使用していただく方が、結果的に早く進むこともあります。どのような方法が患者様にとって一番良いのかは、患者様のご希望やお口の状況などを踏まえてご提案させていただきます。

最終的な歯並びや仕上がりに違いは生まれるのか?

光加速矯正装置は骨再生や歯周組織の回復を早めるという効果がありますが、歯肉退縮・ブラックトライアングルなどの最終的な仕上がりについては光加速矯正装置を使用したとしても差はないと言えます。

ただし、「予期せぬ移動(ズレの調整、軌道修正)」を防止することが何より重要ですので、エムアンドアソシエイツ矯正歯科では光加速矯正装置で治療期間を短くするというよりも、治療計画を工夫することで短い治療期間を実現しています。

治療期間が短く、ズレや微調整なども必要がなければ、体にとってのダメージも最小限で済みます。当院では、これこそが患者様にとっての一番の近道ではないかと考えています。

治療期間を短くしたい方もご相談ください

私たちは、患者様の時間を大切に治療を行っており、事前に治療期間やマウスピースの交換時期、通院回数なども具体的にお話をさせていただいております。

もちろん、患者様のご希望を伺ったうえで治療計画を提案させていただきます。

「遠方なので通院回数を少なくしたい」
あるいは
「治療期間をできるだけ短くしたい」

など、まずはカウンセリングでご希望をお聞かせください。カウンセリングは対面・またはビデオ通話「Zoom」でも受け付けております。

それでは、あなたからのご相談をお待ちしております。

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