歯並びをきれいにする矯正に使う専用のマウスピースです。
スポーツ用に使用するマウスピースなど他のマウスピースとは材質などが異なります。
一概にマウスピースと言っても、以下のように、さまざまな種類があります。
歯列矯正用のマウスピースは、他のマウスピースとは、用途、素材、性質など全く異なるものです。
一般的な呼称 | 用途 |
---|---|
① スプリント療法 | 歯ぎしり、食いしばり |
② マウスガード(スポーツ用) | 外傷を予防 |
③ マウスピース型装置による矯正 | 歯並びを治す(歯列矯正) |
費用(相場)85~100万円
費用(相場)70~85万円
費用(相場)100~120万円
左がマウスピース型装置(インビザライン)を装着している状態。右側がブラケットを装着している状態です。
マウスピース型装置(インビザライン)の治療期間は、(個人差がありますが)1.5~2.5年です。その間、4~6週に一度通院します。治療期間を短くしたい方には、オプションになりますが光加速補助装置を使うことも可能です。
マウスピース型装置による矯正(インビザライン)についてインターネットで調べていると「失敗」という文字をよく見かけます。“マウスピース型装置による矯正(インビザライン)は失敗しやすいの?”と疑問に思う方もいらっしゃるかも知れません。
実際、消費者センターには多くの相談が寄せられているという事実があり、各業界団体も注意喚起を行っており、また以下のような声もあがっています。
マウスピース型装置による矯正(インビザライン)は、歯科医師の“技術”&“経験”が大きく寄与します。しかし、皆さんがこれらを判断するのは難しいと思いますので、数字化した指標が以下に示します。①~④を満たしていれば失敗する可能性は非常に低いといえます。
症例数 | 経験年数 | |
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インビザラインについて | ① 年間30症例以上 | ② 3年以上 |
矯正治療について | ③ 生涯400症例以上 | ④ 10年以上 |
4つすべてを満たしていないとダメなのか?といえば、そうではありません。参考程度までにしていただければと思います。
マウスピース型装置は、個々のひとに合わせたオーダーメイドの矯正装置となります。
オーダーメイド(特別注文)された矯正装置は、1人1人の歯の形、治療計画に合わせて装置を設計し、製作します。これまでの矯正装置はレディメイド、つまり大量生産された既製品のブラケットを矯正医が患者さんに上手く合わせていく治療でした。
オーダーメイドの医療機器は、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)で医療機器に該当しないとされています。つまり、マウスピース型矯正装置における治療の治療結果は、担当する歯科医師の力量に左右されます。
マウスピース型矯正治療は、いままでよりも高度な機器を用いて治療を行う新しい方法なのです。しかし、それらの機器がを治療の質を担保するわけではありません。歯科医師の力によって、それらの機器が素晴らしい治療結果をもたらしくれることもあれば、残念な結果に終わってしまうこともあります。最新の矯正治療のメリットがある一方で、トラブルがあった時のことも考えて、治療を進めるかどうか決めることが大事です。矯正治療の専門的な知識、経験を十分に持った歯科医師に相談することをおすすめします。
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